それから6時間ほどの空き時間。いったいどう過ごしたもんか、途方に暮れてたんだけど「うずらぎぬ」のための新曲を書き始めたら、ついつい盛り上がって、気がついたら夕方でした。
そして、僕の担当するアンサンブルクラス「インプロヴァイズド・ミュージック考」が主催しますセッション「コブラ祭り」です。
授業で「JOHN ZORN'S COBRA」を取り上げているのですが、本来10数人で演奏するこの曲を履修生、聴講生含めてだいたい6〜7人でやっているので、たまには大人数でやってみたい! というきっかけから始めたこの企画。おかげさまで毎回、卒業生やプロのミュージシャン他、いろんな人が遊びに来てくれて、大変盛り上がり、とても刺激を受けています。
今回も20〜30名の参加者、見学者が集まってくれて、大盛況でした。
◇コブラ祭り
https://www.facebook.com/events/942870695734827/
参加してくれた皆さん。ありがとうございました。学生達も僕も、とっても刺激になりました。
びっくりドッキリ、巻上公一さんが来てくださったのは、嬉しかった。いやぁ、流石です。
おそらくまた来年、企画しますので、皆さん。よろしくお願いします。
その後、Twitterでのやりとりにて、巻上さんより「学生のみんなに抽象的な即興力が必要だなと、課題もみつけられました」とのアドバイスもいただきました。
以下、僕から巻上さんへの返信
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この授業も今年から通年ではなく、半期のみとなってしまったのは寂しいですが、僕も最初にコブラを授業に取り入れようと思った原点に立ち返って、いろいろと考えてみようと思っていた矢先、巻上さんがセッション(コブラ祭り)に参加してくださって、良いきっかけをいただきました。
「抽象的な即興」のお話、僕の力不足もあるかもしれませんね。音大というところでレッスンや講義をしていると。僕自身もわかりやすく伝えるようとするあまり、具象化、具体化という回路をついつい多用しがちかもしれません。
そういった意味で、巻上さんが実際に即興で学生たちを導いてくれた瞬間は、目が覚める様でした。ただ、あの場面においても学生たちは、単にそれをスタイルとして模倣しているだけのような印象もあり、「伝える」というこのと難しさも同時に感じた次第であります。
ちょうど昨日は午前中にベースの生徒の実技試験を観ていたのですが、1人、技術やハーモニーに関する理解は「惜しい」ところがあるものの、抜群に素晴らしく音楽的な演奏をした子がいました。テクニックや理論的なものは、教える側も受け手も非常にわかりやすく講義やレッスンとしては成立しやすいですが、本当の意味で音楽に必要なことって、中々伝えられないよなぁ…と思っていたところでもありました。そもそも僕自身がそこのところを本当にわかっているかも怪しい… いろいろ考えさせられる一日でした。ありがとうございます。
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いやぁ、日々勉強です。
さて、本日は、うずらぎぬ 久々のライブです。昨日書いた新曲、果たして自分が弾けるのかが、一番の問題・・・
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7月31日(金)
うずらぎぬ
中野 Sweet Rain (03-6454-0817)
http://jazzsweetrain.com/
東京都中野区中野5-46-5 岡田ビルB1
20:00〜 ¥2500 学割¥1500
さがゆき[vo, g] 水谷浩章[b]
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