2012年12月19日水曜日
選挙後に思うこと
発熱により変な時間に寝たり起きたりしているうちに完全な時差ボケ状態。早朝にこんな日記を書いています。
さて、選挙後に思うこと。
僕の周りには、真面目に考えて自民に入れた人も何人か居るようです。
まず僕なりの解釈で彼等のことを理解してみようと思いました。
ネットでまことしやかに囁かれるロスチャイルドによる世界経済の支配。彼等はチェスの駒を動かすように戦争を起こし、武器を売って儲け、世界中に原発を作らせ、核弾頭をばらまき、それによってまた財を増やす。というような。。。
◇「日本人が知らないニッポン」 -隠されてきた歴史から読み解く世界の成り立ち-
http://thinker-japan.com/thinkwar.html
どこまで本当なのか、全然わかりません。でも、なにかしら大きな力が働いていなければ、世界中でこんなにも理不尽なことばかりが繰り返されるわけないだろう。とも思うのです。
端から抗うことの敵わない強大な勢力があるとすれば、彼等が我々を捨て駒、モルモットのように扱おうとしているなら、僕らが自らの身を守るためには、どうしたら良いのでしょう?
今、僕らの周り、特にネット上で盛り上がっている「原発」「TPP」「沖縄問題」「憲法問題」「徴兵制」「国防軍」等への反対の声は、同じ意見や憤り、不安を持った仲間が集まるという意味では大きな意味を持ちます。小さな声も集まれば、それなりの力を持つと実感している人も少なくないのではないでしょうか? 僕も国会前のデモに参加したとき、そのパワーに圧倒されました。
ただ、僕自身の反省も含めて、時としてその発言が少々幼稚過ぎなかったか? という気もしてきました。そして、同じ意見を持った者同士の会話がネットの中だけで完結してしまいがちな事の限界も感じています。
僕は、大っ嫌いな橋下や石原を懸命に批判し続けていましたが、もうそれも馬鹿馬鹿しくなってきました。彼等がよほど目に余るようなことになれば、誰かが潰してくれるでしょう。その程度の人たちですから。(でも、ついつい突っ込みたくなっちゃうんですよね・・・)
もしかしたら、どの政党が政権を握るか? それすらも日本の将来には関係ないかも?
いえ、決してヤケッパチになっているわけではありません。選挙は我々に残された大切な権利(義務?)だと信じています。(「不正選挙であった」という説も飛び交っていますが…)
今、以前に増して更により強く思うのは、人間の命と経済を天秤にかけるようなことは、決してあってはならない! と言うこと。そして、子供達がこの先、生き抜いていかなければならない社会のなんと険しいことか。それを思うと、いたたまれない気持ちになります。
市民運動は、もちろん大切なので可能な限り参加し、非力ながらも声を上げ続けていくつもりですが。
ここから先は、熱にうなされた僕の妄想ですけど、、、
いくらなんでも利権や私利私欲だけで、ここまで酷いことは出来ないんじゃないか?
強大な権力を持って日本を支配しようとしている世界的資本があるとすれば、それに対抗するには、嘉田さんなどでは、力不足でしょう。(僕は悩んだ末、未来に投票しましたが・・・)
例えば、こんなフィクションを書いてみます。
野田、安倍、小沢、、、等が裏の裏で、強大な勢力から日本を守る防波堤を作るため、あらゆる手段を考え抜き、策を練り、敢えて(甘んじて)それぞれの役割を演じているだとしたら。。。
勝手にストーリーを書いて、彼等に演じてもらう夢を見たりします。
そんな荒唐無稽な虚しい妄想はさておき、いずれにせよ、これから数年間、僕らは自民党政権下で暮らしていかなければならない。
彼等の動向に注視しつつ、少しでも危機的な状態を避けるためには、どうすれば良いか?
マスコミによる情報操作に振り回されず、彼等の流す表面的なイメージにとらわれず、まずは国政を動かす人物を研究しようと、試しにこんな本を注文してみました。
◇約束の日 安倍晋三試論
http://www.amazon.co.jp/%E7%B4%84%E6%9D%9F%E3%81%AE%E6%97%A5-%E5%AE%89%E5%80%8D%E6%99%8B%E4%B8%89%E8%A9%A6%E8%AB%96-%E5%B0%8F%E5%B7%9D-%E6%A6%AE%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4344022378
このページの「レビュー」記事が興味深いです。
もちろん、この本の内容をそのまま信じるつもりは毛頭なく、安倍信者になろうとしているのでもなく、これから否が応でも付き合わなければならない日本の首相、その人間の中身を探って、対策を考えるために。
ピアノの黒田京子さんに紹介していただいたこの本も一緒に注文。
◇『従軍歌謡慰問団』(馬場マコト 著/白水社)
http://www.amazon.co.jp/%E5%BE%93%E8%BB%8D%E6%AD%8C%E8%AC%A1%E6%85%B0%E5%95%8F%E5%9B%A3-%E9%A6%AC%E5%A0%B4-%E3%83%9E%E3%82%B3%E3%83%88/dp/4560082510
戦地の歌から見た「昭和の戦争」
昭和の戦前、軍靴の音が高まりを見せるなか、ヒット作を生み出すという宿命を背負った音楽業界は時代の変化をすばやく嗅ぎとり、軍歌や戦時歌謡を次々とレコードに収録し、売り出していった。
音楽業界だけではない。新聞やラジオなども、抜かれてなるものかと国民から戦意高揚のための歌詞を募集するなど、プロモーション活動に邁進した。時代の先頭に立っていると勘違いしている人間は、やすやすと戦争の手先になってしまったともいえる。
こうして発信されたメッセージは、大衆に熱狂的に受け止められ、肥大化していった。そのことを熟知していた戦前の情報局が、広告・映画・演劇・文学・美術・音楽を一括に統合する部署を設置したのは象徴的だろう。
戦争が激しくなるにつれ、戦地へは、歌手をはじめとして、多くの芸人が「従軍慰問団」などとよばれ、派遣された。
本書は、藤山一郎や東海林太郎など、当時の人気歌手がたどった運命を描いた力作である。彼らはいったい何のために、どんな歌を歌ったのか。前著『戦争と広告』『花森安治の青春』とともに、戦争の愚かさとは何かを知るうえで、欠かせない一冊といえるだろう。