2013年5月30日木曜日

旬肴 素処

東銀座の外れ、首都高速に面したビルの一階にある和食の店「旬肴 素処」 名プロデューサー 川村年勝さんに教わったお店です。
すごく近所にあるのですが、そこそこ良いお値段なので、そんなに頻繁には行けません。でも、何かお祝い事とか、大切なお客様をもてなすときなどにうかがいます。正月のおせちも毎年、ここにお願いしています。

メニューなどはなく、席に座ると、気っ風の良い女将さんがお酒のオーダーだけとって、あとは黙っていれば前菜から〆まで、絶妙のタイミングで運ばれてきます。これが、どれも美味しい。

いつも、奥のカウンターでは、常連客らしき人が1〜2人、お委せのコースではなく、単品をアラカルトで頼んで、おかみさんと談笑しながら徳利を傾けたりしているのですが、いつか僕もそんな身分になってみたいものだと思いつつも、多分一生無理なんでしょうけど・・・

そんな女将から、季節ごとにハガキが届きます。僕なんて数ヶ月に一度くらいしか顔を出さないのに、なんだか可愛がってくださって(川村さんの紹介というのもあるのだと思います)常連さん向けのDMを送ってくださるのです。

そこには、素敵なイラストと女将によるちょっと気の利いた文章が添えられています。今日届いたハガキには、新装オープンした歌舞伎座の話。観劇弁当の注文が入り、幕間に客席まで届けようとしたら、顔見知りの番頭さんから「今日は仕方ありませんが、次回からはお客様に玄関までお越しいただいてください」と言われたそうな。弁当届けついでに、チャッカリ、新歌舞伎座探検する輩がいるそうな。なんだか世知辛いですね・・・

あぁでも、素処の赤飯と筍御飯が入った幕の内弁当を食べながら観劇なんて、なんて素敵な贅沢。
ここ1年ほど事情により、ほとんど外食をしなくなったので、ずいぶんとご無沙汰しちゃっているんだけど、また素処の料理が食べたくなりました。近々、うかがいますね!!!

旬肴 素処
http://www.e-soko.com/index.html