アレンジは、いよいよ佳境です。
とにかく、短時間で片付けられそうなもの（あまり手を入れなくて良さそうなもの）から、猛スピードでやっていきます。
夕方になると、お願いしていたアルバイトの学生が来てくれて、大量にプリントアウトしたパート譜（1000枚弱）。まずは、各パート、１曲につき２〜４枚になっているのをテープで貼って、各プレイヤーのファイルに整理していく作業をやってもらいます。
その手順を説明したら、僕は、残っている曲アレンジに戻り、あ〜でもない、こ〜でもない。
比較的やりやすい曲を先に全部やっつけてしまったので、残っている曲がなかなかの曲者。特に人の曲をアレンジするときは、いろんな角度からその曲を勉強する事から始まります。「勉強」とは、その曲が、どうしてこんなに魅力的なのか、それを僕なりのアレンジによってどう演出を加えるか、その可能性を探る時間です。
ヤナちゃんの曲の場合、ほとんどの曲は、一緒に演奏しているし、レコーディングもしているし、そういう意味では楽なんだけど、最後に残してしまったのが、あまり一緒に演奏したことのない曲。う〜〜〜ん、歌詞を繰り返して読んで、メロディーの細かいニュアンスまで譜面にして、１回それらを忘れて、ボーッと頭の中で曲を反芻してみたり。。。そうしているうちに、なにかとっかかりのようなものが引っかかる。それを「よっ」て捕まえて、いじり倒しながら、書いては捨て、書いては捨て、気がつくとなんとなく出来上がっているのです。
僕の読み間違いで、以外に作業に手こずり、バイトの作業は、ギリギリ終わりませんでした。これまでにない作業量であったことに後から気がつき、反省。
反省していても仕事は間に合わないので明日、ローディーくんに１時間早く来てもらって、続きをやってもらうことに。
そして、アレンジに戻ります。
難航していた曲の上がったのが、朝の６時。
う〜ん、数曲は、本番当日までにあげればなんとかなるかも？
でも、今日のリハーサルまでにどうしても仕上げたいのが、もう１曲だけ。
出来るか？・・・・
パンひとかけ、カップスープを頬張りながら、意を決して取りかかります。すでに２４時間起きてる？日さびの完徹・・・（つづく）
