2013年12月7日土曜日

洗足学園 冬音 ジャズコースライブ

朝ご飯


洗足学園というところで非常勤講師を務めさせていますが、冬音(FUYUON)というイベントの真っ最中。期間中には音大ですから、様々な演奏会が開かれています。僕の教えているジャズコースも、アンサンブルの各クラスが発表する「ジャズコースライブ」というのを二日間にわたってやっています。個性的な先生方による個性的なアンサンブルの数々。見応えありますよ。
僕も2つのクラスを担当していますが、どちらも学生と一緒にステージに立つことになっているので、午前中から出かけます。

お昼過ぎ、僕が到着した時点で30分押しでしたね。というわけで、14時くらいから僕の担当する即興のクラス「インプロヴァイズドミュージック考」のメンバーで JOHN ZORN's COBRA を2ゲームほど。客席からも、観ている学生からも、沢山「?」マークが出てましたね。でも、それで良いんです。これは、即興ですから、いろんなことになります。今日の演奏、これはこれで、良かったと思いますよ。「なんじゃこりゃ?」って思ってくれれば、僕としては、まずまず成功。

そして、もう一つのクラス「phonolitic ensemble」の発表が今日の最後にスケジューリングされてます。昼の時点で30分押してますから、当初18時半開始予定の僕らの演奏は、いったい何時になるのやら・・・

いくつか、他のクラスの発表を観て、散歩に出かけます。溝ノ口の知らない道をウロウロと5キロちょっと歩いちゃいました。昨晩、ダイエット開始を宣言したからね。。。

会場に戻ると客員教授 渡辺香津美さんのセットが始まるところ。力のある学生が選抜されているので、安心して観ていられます。そして更に彼等を見事に導いて素晴らしいセッションにしてしまう香津美さん、さすがです。

岡部洋一さんのクラスも良かったなぁ。学生のオリジナルを演奏する道下さんのクラスも聴き応えあります。

そして、今日の最後。僕らの演奏が始まったのは、19時半・・・
さすがにお客さん少なかったけど、もう、本当に、素敵な演奏でした。

このクラスに関しては、履修にあたって楽器編成の制限を設けていません。授業をする部屋にある機材の関係でリズムセクションだけは、各楽器に人数制限がありますが、それ以外は募集してみて、蓋を開けたらどんな編成のクラスになっているかわからない。その思ってもみなかった編成に僕がアレンジすることにチャレンジするという。どっちが勉強してるんだかわからないようなクラス。
そして、今期は、なんとトランペットが6人も履修してくれて、他の楽器(木管4,ドラム、パーカッション、ベース、ピアノ、アコーディオン、ヴォーカル)もあわせて16人は、完全に想定外!

最初のうちは、「大丈夫!」などと大風呂敷広げたものの「どうすんだよ・・・」って、かなり悩みつつ毎週、七転八倒しながらアレンジを書いていっていたのですが、僕もこの編成に慣れてきたし、6人もいれば、トランペットのけっこう高い方から最低音まで、目一杯ギリギリ使ってアレンジを書くわけだけど、学生達もそのちょっと無茶なアンサンブルのハモらせ方が上手になってきて、なんだか、ここにしか生まれない不思議な響きが出来上がってきているのです。面白い!!!

コンダクトしながら、ちょっとウルっときちゃったよ。みんな、ありがとう。

用事があったので、急いで片付けて学校を出て駅まで行ったところ・・・
あ、レッスン室の鍵、持ってきちゃった・・・
コブラのカードとか、コンダクトに必要なスコアとか、アンサンブル室に置いてあるので、それらを取りに行くため鍵を借りていたんだけど、守衛さんに返すの忘れて駅まできてしまった。慌てて正門まで戻る途中。さっき別れた学生とか、有田先生とかすれ違って、バツ悪いけど挨拶して、鍵を返して、もう一度駅に向かって、地下鉄に乗って、MacBook Air で facebook を観たら、さっきすれ違ってキョトンとしていた有田先生が、僕のクラスの写真をアップしてくれていました。。。。ありがとうございます。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10201177620218054&set=a.3340081376304.2124740.1096742833&type=1

そして帰宅すると、学生が集合写真をアップしていました。(残念ながら僕は写ってませんが・・・)


このクラス(phonolitic ensmble)で、ライブを企画中です。

2014年1月21日(火) 洗足学園音楽大学 City 1(シティー・ワン)という建物にて、18時 開場、18時半 開演
入場無料です。お時間のある方、是非お運びください。

トランペット×6、木管×4、アコーディオン、ピアノ、ベース、ドラム、パーカッション、ボーカル という16人編成。全曲、僕がアレンジしています。

変わった編成ですが、素敵な音がしてますよ。