2012年11月11日日曜日

ノルウエーからやってきたトリオ meadow。素晴らしかった!!!


ノルウエーからやってきたトリオ「meadow」John Taylor[piano]、Tore Brunborg[sax]、Thomas Strønen[drums] の日本ツアー。

初日、吉祥寺 Star Pine's Cafe から始まって、二日目の 渋谷 SARAVAH 東京 では、このツアーのオーガナイザー、巻上公一さんと一緒にオープニングデュオをつとめさせてもらいました。

彼等、ピアノとサックス、ドラムという編成で完全に生音(NO PA)なのですが、すごく繊細な音で絶妙なバランス。
僕らのデュオもそれにあわせて、生音でやることになりました。というわけで、コントラバスだけ転がして電車で行くことに。

巻上さんとガチでデュオをやるのは、始めて。カットアップ・コラージュのごとく目まぐるしく変化していくそのテンポの速さは、凄い!
しかも勝手にコラージュしているわけではなく(当然ですが)共演者の音に反応しながら、絶妙なタイミングで、絶妙なところへ、飛んでいく。いやぁ、楽しかった。20分ほどで3曲やったかな?

短い休憩の後、meadow の演奏。会場は、ECMファンとおぼしきマニアックな感じの人達で超満員。ミュージシャンの顔もちらほら。

ツアー告知のページで観た動画の印象よりも、その期待を遙かに超えた、素晴らしい演奏でした。
曲は、緻密に構成されていて、しかもすごく自由。9/8 とか 15/8 とか、要するに3連系の変拍子が沢山。そこにシンプルなリフが乗っていて、それをぐるぐる回しながらインプロヴィゼーションしていく。アフロのような?プログレのような?ジャズのような? いや、ECMか・・・ これは、面白い! とにかく美しい。思わずCDを買っちゃいました。

終演後は、土井徳浩がトーレに、林正樹がジョンに、それぞれ張り付いて、メチャメチャ真剣に話をしていました。。。




日本公演は、あと2箇所。

11月11日(日) 熱海起雲閣音楽ホール
11月14日(水) 茅野市民館コンサートホール

どちらも響きの良いホールだそうで、生音でやる彼等の演奏が更に引き立つことでしょう。超お薦めです!

http://www.makigami.com/meadow2012.html


僕もデンマークのミュージシャンを招聘してツアーしたことがあるので、その苦労は良く知っています。こんな素敵なツアーを見事にオーガナイズした巻上さんに拍手!!! 流石です。